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2018-04-19

意見交換会「航空行政の課題と空港における官民連携」

新年度最初となる意見交換会は、国土交通省航空局航空ネットワーク部長の久保田雅晴様を講師にお招きして、「我が国の航空分野における主要トピックについて~空港民間委託を中心に~」と題して基調講演をして頂きました。

我が国の航空行政は今から約50年前、昭和42年から始まった空港整備計画に基づき空港の整備が進み、現在は全国に97の空港があります。近年、訪日外国人旅行者数いわゆるインバウンドが大きく伸びており、2013年に初めて1000万人を超え、昨年は2869万人と3000万人に迫る勢いです。国際的な空港間競争が激化する中で、利用者便益の増進、サービスの向上が求められ、近年の空港政策は「整備」から「運営」にシフトしています。

そうした中でコンセッションといわれる官民連携による空港運営の民営化が進められ、既に関西国際空港、仙台空港及び高松空港等で民間委託が始まっています。また、福岡空港、新千歳空港を含む北海道の7空港や熊本空港、広島空港でも民営化の手続が進められています。

詳細なデータに基づく航空行政の現状と展望についてわかりやすい貴重なお話を伺うことができました。講演後の意見交換では、参加された20名を超える方々ひとりひとりから質問やご意見を頂き、充実したフォーラムとなりました。誠にありがとうございました。