2019-11-27
航空行政と空港コンセッションの意見交換会を開催しました
11月22日、国土交通省航空局航空ネットワーク部長の平岡成哲様を講師にお招きして、「北海道7空港コンセッションと航空行政の展開」と題したお話を伺い、意見交換会を開催しました。雨天の肌寒い日でしたが、25名の方に参加頂きました。
前半は航空輸送の現状と北海道7空港のコンセッション(民間運営)について。北海道7空港は今まさに運営事業者が決定し、来春からの順次営業開始に向けて準備が佳境に入っているタイミングです。北海道の場合は国管理3空港と地方管理4空港をまとめて運営するユニークなコンセッションです。国管理と地方管理の空港が混在しているエリアは他にもあるので、地域からの要請があれば対応したいとのことでした。
後半は航空分野における最近のトピックとして、航空分野における環境配慮の取組、首都圏空港の機能強化、地方空港の機能強化、航空ネットワークの拡大、空港におけるグランドハンドリング及び航空イノベーションの推進についてのお話でした。特にグランドハンドリング(航空輸送における空港地上支援業務)の人材不足が深刻で、2030年の目標6千万人達成に向けてボトルネックとならないよう取組を強化しているとのことです。
平岡部長のお話で印象的だったのが、25年前、アメリカの大学に留学した際に聞いた3つの言葉:メイクディファレンス、ユニークネス、ダイバ―シティの3つが、実はすべてコンセッションに当てはまるというコメントでした。
元々民間活用の発想が根底にある空港のコンセッションは、今後も広がっていく見通しです。空港のみならず官民連携に取組む皆様の活動を環境未来フォーラムでは情報提供やプラットフォームづくりを通じてサポートして参ります。