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2018-11-05

多摩市健幸まちづくりシンポジウムを開催しました

多摩市及び多摩市文化振興財団と共催で、11月1日(木)に健幸まちづくりシンポジウムを開催しました。晴天に恵まれ、会場のパルテノン多摩小ホールには平日の午後にもかかわらず200名を超える方がご参加頂き、盛大に開催することができました。司会役は、当フォーラムの植村公一理事が担当しました。

冒頭では多摩市の阿部裕行市長からご挨拶を頂きました。11月1日は多摩市の市政47周年に当たる記念日ということでした。多摩市は都内23区・39市町村の中で最も健康寿命の長い自治体です。独自の「ライフウェルネス検定」を実施しており、市が発行するテキストの紹介もありました。

基調講演は、長年多摩地域の地域包括ケアをけん引してきた第一人者・河北医療財団理事長相談役の天本宏先生から「人生を最期まで自分らしく生ききるために」と題したお話を伺いました。身振り手振りを交えたユーモラスなお話は実践に基づいていてとても説得力があり、人生100年時代の生き方、老い方、終わり方を我が事として自ら選択する時代であると結論付けられました。

ミニコンサートを挟んで、後半のパネルディスカッションでは、コーディネーターを多摩市健幸まちづくり政策監の倉吉紘子氏が務め、地域で活動する様々な立場の4名の方にパネリストとして登壇頂きました。

UR都市機構・多摩エリア経営担当部長の中尾唯史氏からは、他地区の事例も織り交ぜながらURの団地再生・地域医療福祉拠点化の取組みを伺いました。

京王電鉄株式会社・沿線価値創造部長の古屋圭子氏は、移動販売など生活支援サービスや新しいサテライトオフィスのご紹介がありました。

多摩市医師会長の田村豊先生からは医師会の取組の話、そして健幸に充実した人生を送る秘訣のお話を伺いました。

NPO法人どんぐりパン理事長の篠崎裕子氏は、40年に渡る障害者の自立支援活動の紹介や子ども・だれでも食堂の取組などについてお話がありました。

最後に、フォーラムの前田武志代表理事がまとめのあいさつを致しました。

フォーラムにとっては初めての試みとなりましたが、市民を中心に多くの方にご参加頂き、熱心に耳を傾けて頂けたことは大きな収穫です。多摩市の健幸まちづくりの取り組みはとても意欲的かつ先進的で、他の自治体にも大いに参考になると感じました。持続可能な地域づくり、まちづくりの実践の場として、今後も多摩市と連携を図っていきたいと考えています。