9月25日 健幸まちづくりシンポジウムを開催しました
環境未来フォーラムと東京都多摩市共催の「健幸まちづくりシンポジウム2021」を9月25日(土)にオンラインで開催しました。約140名のお申込みを頂き、当日は約100名の方にご参加頂きました。参加頂いた皆様、ありがとうございました。
多摩市阿部裕行市長の開会あいさつと正野直子政策監の政策説明の後、東京都健康長寿医療センター理事長鳥羽研二先生が「知って備える認知症予防と治療の最前線、これからのまちに求められるもの」をテーマに基調講演を行いました。認知症は、早く手を打てば3分の1は予防可能とのこと。バランスのとれた食事、知的活動と社会参加、適度な運動を心がけ、声を出すこと。特にカラオケがよいそうです。とにかく明るく元気に過ごすことが大切だとのことでした。
後半のパネルディスカッションは「アフターコロナの健幸都市~地域共生コミュニティとは~」をテーマに、東京都立大学教授の饗庭伸先生がコーディネートしながら、多摩地区でまちづくりに関わる京王電鉄、社会医療法人、NPO法人など4名のパネリストから現場での取組の紹介を頂きました。“なるほど”と気づかされることばかりでした。参加者からも活発な質疑を頂きました。
高齢化社会では認知症は避けられません。如何にして発症を遅らせ、自分らしい暮らしを続けることができるかがポイントとなります。一人一人の心掛けはもちろん、地域の中で支えあう仕組み作りも重要なカギを握ります。
阿部市長によると、今年50周年を迎える多摩市は人口も増加して若い世代も増えており、コロナ対応の実績では全国トップ5に入るとのこと。持続的な健幸まちづくりを進める多摩市の取組みと、今後も連携を深めてまいります。
多摩市阿部市長
鳥羽理事長
開催後のアンケートには、多くの方が感想のコメントを書き込んでくださいました。基調講演とパネルディスカッションの内容については、皆さまにご満足いただけたと思います。Peatixサイトからの申込とZoomを使ったオンライン配信については、年配の方を中心に難しかった、参加のハードルになったとのご意見を頂きました。今後の運営改善に活かしていきたいと思います。ご参加・ご回答いただいた皆様、ありがとうございました。
パネルディスカッションの様子
シンポジウム登壇者の皆さん