toggle
2017-10-04

「環境未来都市」構想推進国際フォーラムに参加しました

10月4日「地方創生に向けたSDGsの取組」をテーマに柏市で開催された「環境未来都市」構想推進国際フォーラムのシンポジウムに、当フォーラムからも前田代表を始め3名が参加しました。

SDGsとは国連が2015年9月に全会一致で採択し決めた「持続可能な開発目標」のことです。2030年を達成期限として、具体的に17の目標を定めています。温暖化・水・食料など地球システムの限界、貧困・格差・人口など社会システムの問題、生活・地域・国家を支える経済の問題など世界の国々が即ち世界が一体となって解決を迫られるグローバルな課題です。同時に、生活者、市民、地域諸活動体(ステークホルダー)が持続可能なまちづくりとして主体的に取り組むべきローカルな地方自治体の課題でもあります。

複合的・横断的アプローチで環境、超高齢化などの地域課題解決に大きな成果を挙げている北九州市。人にやさしい公共交通システムを導入し人も企業も集まりはじめた富山市。大災害から市民が立ち上がり「希望」と「自立」を掲げて復興まちづくりに取り組む釜石市。スラム街を公・民・学の連携で再生し麻薬都市の汚名を返上した南米コロンビアの大都市メデシンなど先進例の紹介があり、感銘を受けました。地元の当事者意識と多様なプレーヤーの連携、それを束ねる自治の力が結果を出しています。

地域再生を目指して日本各地・世界各国で進められてきたまちづくり・国づくりの考え方・進め方は、結果的にはSDGsに集約されているのです。まちづくり・地域づくりこそ、世界のグローバルな課題を解決する基本であると改めて確認しました。
持続可能なまちづくり、国づくりは政策の基本です。当フォーラムの前田代表もライフワークとして推進し、国土交通大臣として「低炭素まちづくり法」として結実させました。各分野にまたがる課題を低炭素循環型、官民連携をキーコンセプトに編集・統合したプラットフォームをめざして参ります。

SDGsが掲げる17の目標